たくさんの子どもやその親御さんを関わる中で、子ども達の生活リズムの乱れからくる疾患に似た症状が気になり始め、「早寝早起き朝ごはん」を柱として子どもの脳を元気に育てるための研究や社会活動を行うようになりました。
現在研究している脳の大事な物質「セロトニン」の育ちにも大きく関係する子ども達の生活リズム、ぜひ親御さんや先生達にも知っていただきたい、と著作や講演を通じて啓蒙活動を行っていました。
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●リンク→セロトニン
「セロトニン」を増やして元気な子どもを育てるためには、五つのポイントがあります。なんということはない「普通の生活」なんですが、特に大事なのは「いつも安心して暮らすこと」です。
私が一番気になっていたのは、今の子ども達が不安だらけの顔をしていて、笑顔が少ないということです。これではセロトニンが増えることは望めません。
どうしたらこの子達をもっと安心させられるだろう、と考えていたときにカムジー先生と出会いました。
先生のリズム遊びが始まると、とたんに生き生き輝きだす子ども達の目を見て、「これがまさしくセロトニンを増やす刺激だ!」と感じました。
お話をすると、研究者と音楽家なのに、妙に話が一致する(笑)。
カムジー先生がよくおっしゃる「笑顔が少ない子ども」というのは、つまり安心できない子どもたち、セロトニンが増えない子ども達なんです。
先生の音楽と共にハートが動き出す、というのはまさにそれによって脳が活性化されることです。
「カムジー先生のリズム遊びをしているこどもたちは、セロトニンがたくさん出るので、脳がたくさん良くなっていくはずですよね!」「じゃあ、ぜひそれをやってみようよ」二人の間でそのような会話が行われてから約半年後に、本当にこのプロジェクトで子ども達の脳が本当に変わっていくことを検証できる運びになりました。 |