リズム遊びで早起き元気脳
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子どもたちが変わりました
コーナー1

今回、講演会や指導者講義、リズム遊びの実践とその前後での脳機能測定のために、何回も2つの保育園を訪ねました。
約3ヶ月間毎日保育園でカムジー先生のリズム遊びを行っていくうちに、まず、なによりもリズム遊びをする子ども達の様子が変わりました。

その様子を、ぜひ映像も交えてご覧いただきたいと思います。

 
リズム遊びの様子
映像
 
▼実際の映像はこちらです。一回目と二回目での子ども達の変化を見てください。
 
 
▲A保育園での実践映像  
 
▲B保育園での実践映像
 
脳機能が変わった

今回の調査研究では、保護者に趣旨を説明させていただき、同意を得られた方のご協力を得て園児の脳機能の測定をさせていただきました。

脳機能測定は三種類行いました。
●一番目は保育園で行った自律神経機能の測定、
●二番目は「まめっこくん」での豆つかみ測定
●三番目は文教大学で行った前頭葉機能の測定です。

原則として、同意を 得られた園児のうち、3歳~6歳の児を対象と しました。
なお、集計の際には、前後二回の変化を正確に判定する必要性から、氏名年齢を 記録してデータを取 り集計しましたが、 集計後は一切個人名を取り出して使用 していません。また、以下のデータは、実施二保育園のデータを合わせたものであり、またデータ欠損等があるため総数が集計ごとに異なることをご了承ください。

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 (1) 自律神経機能の変化
測定の写真 測定の写真

2つの園で31名の4~6歳児に協力してもらい、自律神経機能の検査を行いました。
リズム遊び実践の最初の日(1回目)と三ヶ月間実践を行ったあとの日(2回目)の2日、協力してもらいました。
リンク→実際の映像

グラフ
短期結果として1回目リズム遊びの前後で測定したところ、リズム遊びの終わった後には、心拍数は減少し(安定・リラックス効果)、自律神経活動は上昇し(元気・イキイキ効果)、自律神経バランスは緊張が緩みリラックス傾向に変わる傾向が認められました。
さらに、この1回目の後の状態と三ヵ月後のリズム遊び(2回目)の後の状態を比較してみると、やはり心拍は下がって安定しており、自律神経活動はさらに上昇して、バランスはさらに緊張緩和傾向がみられ、効果が長期間にわたって持続、さらに改善していることがわかりました。
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豆つかみ測定の変化
測定の写真 測定の写真

2つの園で31名の4~6歳児に協力してもらい、フジッコ株式会社の開発した「まめっこくん」を使った豆つかみ測定(1分間)を行いました。リズム遊び実践の最初の日(1回目)と三ヶ月間実践を行ったあとの日(2回目)の2日、協力してもらいました。
リンク→実際の映像
リンク→まめっこくん

グラフ
1回目の前後では、つかめた豆の平均の数が増加し、リズム遊びによって、豆つかみで必要とされる注意、集中、空間認知といった脳の機能が活性化された可能性が考えられました
しかし、2回目のリズム遊び後の結果では、個人では多くつかめた児もいたのですが、平均としては1回目と比べてつかめた豆の数はやや減少しており、園児のやる気の低下や慣れや飽きが生じてしまった可能性もあると思われました。
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前頭葉機能の測定
測定の写真 測定の写真
2つの園で、ご協力の同意が得られた9名の3~6歳児に2008年9月、文教大学まで保護者と一緒にいらしていただき、リズム遊びにおける前頭葉の活性の変化を測定させていただきました。 (実際の映像はこちら)
上の写真のように、保護者の方に抱っこしていただき、おでこにセンサーを貼り、安静にしてもらってからカムジー先生に登場してもらい、歌を歌ったり手を少しだけ動かすリズム遊びを行い(約3分間)、その後しばらく測定を行って終了しました。なお、データ採取の際には個人名を記録させていただきましたが、集計等のデータ処理においては一切個人は特定できない状態にしてあります。
グラフ

リズム遊び(リズム、と記載)を行っている際の児の前頭葉内の血液中酸素化ヘモグロビン濃度を測定してグラフ化しています。リズム遊び開始前の平均値を0に設定していますので、リズム遊びによって0より大きい値になれば血流が多くなり、その部分の脳が活動していると考えられます。同じ色の線は同じ児を表していますので、9名中3名が左右とも、3名が右側優位、2名が左側優位で前頭葉が活性化していることがわかります。リズム遊びにより、前頭葉の働きが促されるということがわかります。

詳しくは生活リズムと脳とこころのページの「まとめ~なぜ、乳幼児期の生活リズムが大切なのだろう~」をご覧ください。

 
今回の測定の結果、子ども達の脳は、リズム遊びに大変敏感に反応して活性化し、リズム遊び終了後もしばらくその状態が続くことがわかりました
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